キッチン雑貨屋さんで販売員をしていた時、一番売れてたのが樹脂でできたもの。安いし軽いし薄いから収納にも場所を取らず、何なら買い替えも加味しての事らしい。価格帯は500円前後が圧倒的に売れてた。
でも、私が激推しするのはだんぜん木のもの。
メリットやどう選べばいいかに焦点を当てて、何が魅力かを解説していきます。
木製のものを手に取ってほしい理由
朝目覚めると料理をしてくれているお母さん。軽快に野菜を切っている音が心地いい・・・なんてシーンを感じたことはありませんか?トントンという軽やかな音も、ほかの素材ではなかなか出ない耳障りのいい音です。自分で切っていても料理が上手なんじゃないかと勘違いするほど。
適度な柔らかさがあるので、刃当がよくたくさんの食材を切っても手が疲れにくいという特性もあります。柔らかいからこそ包丁が傷みにくく切れ味が長持ちします。よって食材の断面をスパッと切ることができて栄養も損ないにくくなるのです。
デメリットももちろん紹介
しっかり乾かさないと腐食してしまうことがあります。切り傷の中まで菌が入り込んで黒くなってしまいます。長く愛用するために熱湯消毒としっかり乾燥させることを心がけましょう。
中には厚みがあり重たいものもありますが、あれは切っているときにずれていかないようになっていていいのですが、重すぎて洗うときにちょっとおっくうです。立てておいたものが突然バタンと大きな音で倒れると、かなりびっくりします。
ちょっとしたものを切るときには出すのも片付けるのも面倒なので、小さいサイズを持っておくのがおすすめ。私は牛乳パックを洗って切ったものを使っています。ニンニクやゆで卵を切るだけなど、ちょっとだけなら事足りるし折りたたんで捨てます。
まな板の選び方
ご自身が思う絶対条件のみ参考にしてくださいね。
・厚みは1.5㎝以上あると切りやすく手が疲れにくい
・二人以上分や、食材がまな板から逃げていかないために、30×25㎝以上が目安
・桜、ひのき、チーク・・・木目の風合いや殺菌効果などまな板の説明書をよく読んで
・中には食洗器対応もある
・プラスの機能にも注目!自立スタンド付き、滑り止め防止、片面ずつ肉と野菜で絵があり使い分け推奨など
・料理が好きな人、しっかり取り組みたい人は断然木製を。手にも包丁にも優しい
買い替え時期は?
まな板にも寿命なるものがあります。樹脂製のもので1~2年程度、ゴム・シリコン製・木製のまな板で5~6年程度と言われています。ただし使用頻度にもよるため、毎日清潔にしていても黒ずみやニオイが落ちなくなったり、表面がすり減ったりしたら買い替えのタイミング。お世話になったまな板とはさよならし、きれいなまな板で楽しく料理をしましょう。
汚れたままのまな板を使い続けると、雑菌により食中毒を引き起こす恐れもあります。木製なら熱湯消毒をし、よく乾かしてから保管してください。
ヒノキで作られているまな板はとても人気があります。ヒノキがもつ特有のにおいも人気の一つですが、高い抗菌力があるからなんです。お風呂にヒノキは使われているイメージですよね。粉のクレンザーか粗塩とたわしでお手入れすることで、抗菌効果が長持ちします。 3年に1度程度削り直しをすれば、最低でも10年は持つと人気のひのきです。
番外編
木製じゃなくてお勧め、というかみんななんであんなに買っていくの?のまな板をご紹介。
アメリカで人気の『エピキュリアン』のカッティングボード。天然木の合成繊維を素材として使ったカッティングボードで、薄くて軽量なのに耐久性がとても優れています。かっちかちではないので包丁も傷めないそう。
176℃の高温にも耐えられるので、鍋敷きとして使うことも可能。食洗機もOK。端に大きな穴があいているのでフックなどにひっかけて見せる収納をすることもできる。
まな板だけでなく、チーズやチョコ、レーズンなんか載せてテーブルに出すこともできるおしゃれなカッティングボード。
いかがでしたか?まな板も何サイズか、何種類かの素材を持っていれば気分に合わせて使い分けることができるし、テンションも上げるのに一役買ってくれます。